FINANCIAL REVIEWによると、豪州のスコット・モリソン首相はこのほど、国境を開放しすべての外国人旅行者を受け入れるタイミングについて「4月のイースターまでには」との見通しを語った。
豪州は、日本、韓国、シンガポールからの旅行者については先行して入国の受け入れを再開しているが、それ以外の国からについては市民や居住者とその家族に限定しているところ。
モリソン首相は、現時点では東部の州におけるオミクロン株の感染拡大状況を注視している状況だがピークアウトも予見されるとし、「具体的な日付はまだ言えない」「さらに医学的な助言を得る必要があるし、各州との調整も必要」と前置きしつつ、「イースターの前には確実に、それよりもかなり前に実現できれば」と意欲を語ったという。
なお、発言はグレート・バリア・リーフの保全のために9年間で10億ドル(約813億円)の追加予算を投じる計画を説明するなかで出たもの。同計画は、すでに確定している2050年までに20億ドルの予算に追加するもので、クイーンズランド州北部の選挙対策としての意味合いもあるとのこと。